観葉植物のある暮らしは多くの人の憧れですが、「すぐに枯らしてしまう」「虫が湧くのが怖い」という不安から躊躇している方も多いかもしれません。しかし、品種選びとちょっとした土の工夫だけで、そのハードルは劇的に下がります。
今回は、置くだけで部屋がカフェ風になる人気の植物と、虫を寄せ付けない清潔な育て方のコツをご紹介します。
主役級の存在感!モンステラ、パキラ、話題のビカクシダの選び方
植物を選ぶ際は、部屋のテイストと、自分がかけられる手間を天秤にかけることが大切です。初心者におすすめなのは、南国リゾートのような雰囲気を出せる「モンステラ」と、金運の木としても知られる「パキラ」です。モンステラは切れ込みの入った大きな葉が特徴で、ひとつ置くだけで部屋の印象をガラリと変える力があります。パキラは乾燥や日陰に強く、生命力が強いため、ズボラさんでも育てやすいのが魅力です。
そして今、インテリア好きの間で爆発的なブームとなっているのが「ビカクシダ(コウモリラン)」です。鹿の角のような独特な葉の形をしており、鉢植えだけでなく、板に着生させて壁に掛ける「ハンギング」スタイルが大人気。まるで生きたアートのように壁面を飾ることができ、男前インテリアやヴィンテージ家具との相性も抜群です。少し世話の難易度は上がりますが、育てる楽しさと見た目のインパクトは群を抜いています。
枯れる原因は水のやりすぎ?
植物を枯らしてしまう原因のナンバーワンは、可愛がりすぎて水をあげすぎる根腐れです。水やりの基本は「土の表面が完全に乾いてから、鉢底から流れ出るくらいたっぷりと」です。毎日チョロチョロとあげるのは厳禁。根っこが呼吸できずに腐ってしまいます。また、受け皿に溜まった水は必ず捨てましょう。これだけで生存率はグッと上がります。
置き場所に関しては、直射日光がガンガン当たる場所よりも、レースのカーテン越しの明るい日陰を好む植物が大半です。特に夏の直射日光は強すぎて、葉焼け(やけど)を起こし、茶色く変色してしまうため注意が必要です。窓から少し離れた部屋の隅に置く場合は、週に数回は窓際で日光浴をさせてあげるか、植物育成用のLEDライトを活用すると、ヒョロヒョロと徒長せずに健康的な姿を保てます。
虫嫌い必見!「無機質の土」とサーキュレーターで鉄壁ガード
室内で植物を育てる際、最大の敵となるのがコバエなどの不快害虫です。これらは、一般的な培養土に含まれる腐葉土などの有機物に卵を産み付けます。つまり、餌となる有機物をなくせば虫は湧きにくくなります。
おすすめは、表面の土を無機質の土(赤玉土や化粧石など)で3〜5cmほど覆うこと、あるいは全ての土を室内専用の無機質用土に入れ替えてしまうことです。これだけで虫のリスクは激減します。
また、植物にとっては風通しも水や光と同じくらい重要です。空気が滞留するとカビや病害虫が発生しやすくなるため、部屋の角に置く場合でも、サーキュレーターや扇風機で空気を循環させてあげましょう。風が当たることで植物の蒸散作用が促され、根が水を吸い上げる力も強くなります。「清潔な土」と「心地よい風」。この2つを意識するだけで、グリーンライフは驚くほど快適で楽しいものになります。
