山梨ワイナリー巡りで試飲とフレンチ

ワインショップ

「週末は美味しいワインを浴びるほど飲みたい」。そんな願いを叶える場所が、都心からわずか1時間半の場所にあります。

日本一のワイン生産量を誇る山梨県甲州市勝沼エリアです。新宿駅から特急列車に飛び乗れば、車窓の景色はあっという間にビル群から緑豊かな盆地へ。

そこには、約200種類のワインを試飲できる聖地や、葡萄畑に囲まれた絶品フレンチレストランが待っています。今回は、電車旅だからこそ気兼ねなく飲める、大人のワイナリー巡りプランをご提案します。

駅を降りれば葡萄の海!特急「かいじ」で行く勝沼ぶどう郷

旅のスタートはJR新宿駅。ここから特急「かいじ」に乗り込めば、約1時間30分で「勝沼ぶどう郷駅」に到着します。

この駅の最大の魅力は、ホームに降り立った瞬間に広がる絶景です。小高い丘の上に位置しているため、眼下には一面のぶどう畑と甲府盆地、そして遠くには南アルプスの山々が一望でき、春には駅沿いの甚六桜が見事なトンネルを作ります。

改札を出ると、空気すらフルーティーに感じるほどののどかな雰囲気に包まれます。現地での移動は、巡回バスやタクシーが基本となりますが、駅前にはレンタサイクルもあります。

ただし、飲酒運転は自転車であっても法律で厳禁です。試飲をメインに楽しむ場合は、徒歩圏内のスポットを巡るか、タクシーやバスを上手に活用する計画を立てましょう。

ワイン好きの聖地「ぶどうの丘」!タートヴァンで巡る地下カーヴ

勝沼に来たら絶対に外せないのが、駅から車で約5分の場所にある観光施設「甲州市勝沼 ぶどうの丘」です。ここの目玉は、なんと言っても地下にある巨大なワインカーヴ。受付で「タートヴァン」と呼ばれる銀色の専用試飲容器を購入すれば、地下に眠る約200種類もの県産ワインを、時間の許す限りすべて試飲することができるのです。

薄暗い地下通路の棚には、甲州市審査会に合格した高品質なワインずらりと並び、赤・白・ロゼと自由に注いで飲み比べができます。

「甘口が好き」「樽の香りがするものがいい」など、自分の舌で確かめながら、お気に入りの一本を見つけ出せる体験はここならでは。気に入ったワインはその場で購入可能です。ついつい飲みすぎてしまいますが、あくまでテイスティングですので、ペース配分には十分ご注意ください。

葡萄畑の真ん中で乾杯!ワイナリー見学と極上フレンチランチ

試飲でお気に入りを見つけたら、次は造り手の現場へ足を運んでみましょう。勝沼エリアには30以上のワイナリーが点在しており、その多くで見学ツアー(要予約)や直売を行っています。

歴史ある「シャトー・メルシャン」や「ルミエールワイナリー」などで、醸造施設や地下セラーを見学し、ワインができるまでの物語を知ると、グラスの中の液体がいっそう味わい深く感じられるはずです。

そして旅のハイライトは、ワイナリーに併設されたレストランでのランチです。
例えば、勝沼醸造直営の「レストランテ風」や、ルミエールの「ゼルコバ」などでは、地元の食材を使った本格的なフレンチコースを、そのワイナリーのワインと共に楽しむペアリングを提案してくれます。

窓の外に広がる葡萄畑を眺めながら、その土地で育った葡萄のワインと料理を味わう時間は、まさに至福のひととき。人気のレストランは週末予約が埋まりやすいので、特急券と一緒に早めの予約をおすすめします。