都内には、新旧さまざまなカフェがありますが、今回は「愛される老舗カフェ」を紹介します。
これらの場所は、ただのカフェではなく、東京のカフェ文化の深い歴史と魅力を体験できるスポットです。
喫茶去
上野公園の緑豊かな景色の中に佇む「喫茶去」は、都会の喧騒から離れた静かな時間を過ごせる場所です。
喫茶去は、明治時代から続く上野公園内の老舗甘味処です。上野公園は、日本最初の西洋式公園として開設され、多くの文化施設や動物園があります。喫茶去は、その中心に位置し、公園の自然と調和する風情ある外観を持っています。喫茶去は、日本の伝統的な甘味や和菓子だけでなく、洋風のケーキやコーヒーも提供しており、日本と西洋の文化が融合したカフェと言えます。
カフェ・ド・ランブル
カフェ・ド・ランブルは、1948年に創業した東京銀座にある伝統的なコーヒー専門店です。自家焙煎された豆を使用し、一杯ずつ丁寧に抽出することで知られています。オールドコーヒーと呼ばれる熟成されたコーヒー豆を楽しむことができるのもこのカフェの特徴の一つです。カフェはその歴史とともに、高い品質のコーヒーを提供することに尽力しています。
珈琲天国
珈琲天国は東京都台東区浅草にある、レトロ感溢れる喫茶店です。特にホットケーキで有名で、「天国」の焼印が入ったホットケーキは見た目も可愛らしく、SNSでの話題も集めています。また、コーヒーカップの底に「大吉」と書かれたものがあるというユニークな遊び心も魅力の一つです。小ぶりなホットケーキは、おやつにぴったりのサイズ感で、軽食を楽しむのに最適な場所です。店内は15席とこじんまりしており、落ち着いた雰囲気でくつろげます。クレジットカードは使用できないため、訪れる際は現金を用意しておくと良いでしょう。
茶亭 羽當
茶亭羽當は1989年にオープンした渋谷の老舗喫茶店で、宮益坂の裏手に位置します。アンティークなインテリアで落ち着いた雰囲気の店内は、訪れる人を現代の喧騒から離れた静かな時間へと誘います。このカフェは、渋谷にいることを忘れさせるほどの静寂と落ち着きを提供しており、自分だけの時間を過ごしたい人におすすめです。
これらのカフェは、単に美味しいコーヒーやスイーツを提供する場所以上のもの。それぞれが東京のカフェ文化を象徴し、訪れる人々に歴史と文化の体験を提供しています。友達とのんびり話すもよし、一人で過去の文学作品に浸るもよし、老舗カフェはあなたを温かく迎えてくれるでしょう。